Tsunami Times
スタンダードになるということ
Slapphappy Beaver 5thは只今ご予約受付中。ご予約締め切りは8/4(月)です。
元木自身はもちろん、コアなファンが最も信頼をおくプラグのひとつがこのビーバー。初めて手にする人はもちろん、すでにいくつも持っているベテランユーザーが複数個買う、そんなプラグ。確実に手に入れたい方はご予約がおすすめです。
オンラインストアリミテッドのRelic TSBはすでにSoldですが、Tsunami Luresの真骨頂であるレギュラーカラーはもちろんまだ間に合います。スタンダードに物足りなさを感じるあなたに捧げる、異端プラグの異端カラー。
今回もHead Hunters × Johnny Ace × Tsunami Luresの3社コラボは当然あり。ブラックバス移入100周年の今年だけに、今回はご覧のブラックバス柄。詳細はこちら。残り少ないみたいです。
それに粋狂なあなたには、今回初登場の漆塗りもあり。ルアーとしてはあまりに高価なので、売れないと言うことも、実を言うと視野に入れていたのだけれど、なんとすでにいくつかご予約いただきました。うちの粋狂過ぎるファンを侮ってた。なにせ税込49,500円ですから、買っていただいた人には流石という他ない。Urushiのご予約締切は8/6(水)です。出荷には3ヶ月〜4ヶ月ほどかかる見込みです。
さて、つい先日、ミナミ240からの注目すべき投稿あり。1時間半で45前後のバイトが5度、そのうち3本をキャッチしたんだと。それはそれで見事な釣果なんだけれど、使ったプラグがさらに振るっていた。そのプラグとはCatavento、うちのラインナップの中でもそこそこマイナーな存在。一部ユーザーの間からは「釣れる」という噂が聞こえてきてはいたんだけれど、ここまでの釣果を公にしたのは彼が初めてだと思う。
これを作った当初は、いつか爆発的な釣果を得ることを期待、あるいは半ば確信してはいたものの、元木自身も最近はこれを使うことから遠のいていたし、釣果報告もあまりなかった。うちの場合に限って言うと、リリースするまではもちろん使い倒すんだけれど、リリースした後はユーザーに検証を委ねている感があるんですよね、実を言うと。
トップウォーターのルアー、特にうちのような弱小ブランドのルアーって、一般的には実証が足りていない。悪く言えば見切り発車でリリースとなる。経験上、あるいは勘ということもなきにしもあらずなんだけれど、実際に釣果を得ることなくリリースすることだってないわけではない。それはもちろん絶対的に自信があったり、釣れようが釣れまいが、これで釣りたいと思ってくれることに意義があると判断した場合。メキシコにこだわって通っていた理由の一つにはその検証がある。あそこに行くとある程度の実証が出来るし、バイトを得ることへのスキルが養われるから。つまりは魚とのコンタクトということの経験値を、日本で釣りをするよりも圧倒的に得ることが出来るのがメキシコの例えばレイクエルサルトなんです。一方で見切り発車には、だからこそユーザーは自分の目利きでルアーを選べるという楽しさがある。こりゃ釣れそうだとか、これで釣ってみたいって言う欲求、あるいは美しいとかいかしているとかっていう感性に頼ってブランドやルアーそのものをチョイス出来る。そして、それで結果が出たのなら、それはこの上ないくらいに爽快。そして作り手はそのフィードバックを得る。今回のミナミ240による「早巻きがいい」っていうのは発見。それもいいはずだとは思ってはいたけれど、それで実際に釣果は得ていないのだから、おかげでようやく検証出来たというわけだ。そしてこれはまた作り手のモチベーションになった。こうしてユーザーと育っていける実感があるというのは、小さなトップウォーターブランドのメリットなんである。もちろんビーバーだって、ユーザーと育んだTsunami Luresのスタンダードなんです。ミナミ240の釣果に感化されて、早速、先週は淀川でこのCataventoの早巻きを試す。ミナミ240の言う通り「ペラがちょこっと水面に出るくらいの早巻き、大きなペラをぶん回す感じ」が良かった。バイトはなかったものの、可能性を感じた。同船した洋平(奇天烈カメラマン)も「可能性ありますよね」と感心した様子。うちには在庫はないので、それなら「ディーラーで探してみます」と意気込んでおりました。25/08/01
