Product
Beat Ace
ビート・エース
ちょっと引きずるようで泥臭く、少し跳ねた、ファンクのような規則的複合的ビートが、バスをいらだたせて、そして遂には襲いかからせる、それがネオ・ビーツ・シリーズだ。
そのビートは、リトリーブすることによって可動式カップが空気をはらむ音、そのカップがアルミリベットと当たる音、さらにはリアのエディー・プロップの回転音もしくはピック・フラップの揺れる音、それら全体が水を掻く音が規則的に繰り返され、シンクロすることで刻まれる。
2014年の新作「ビート・エース」はシェイプはもちろん、カップの角度を他のネオ・ビーツ・シリーズに比べてかなり変えてある。ベリー部のえぐれおよびカップを寝かせることにより、水平方向に振れ易く、ただ引きにしろ、首振りにしろ、ターンの幅が大きいのが特徴で、他のネオ・ビーツ・シリーズとは違ったアピールが出来るバリエーションとなった。
ただ引きはもちろん、ガチャガチャっという金属音とポップ音をともなった、移動距離の少ないターンは時に威力絶大で、ちょっとしたシークレット的メソッド。ガチャパコバシュっと2度ほどターンをさせた後のバイトは、きまって大げさで、これがなかなかの快感なのである。