Tsunami Times

  • リーダーシステム補足

     なんだか悲しく残念なニュースが飛び交う参院選前である。こんな時にこんなことを考えている俺という人は、困ったものだと思わないでもないが、これが仕事で生きがいなので仕方がない。そんな俺の楽しみは何者も奪うことは出来ないはず。そうあって欲しいから、そのためにも選挙には行くことにする。

     というわけでリーダーシステムについて少し補足を。リーダーの長さについて触れていなかった。特別なところは何もなくて1mから1.5mといったところです。傷んでくるとカットする。カットして50cmほどにまでなるか、全体的に劣化が見られたら交換する。

     リーダーを付けることでバラしにくくなるというのは、これはショックリーダーともいう通り、ナイロンの伸びがショックを吸収してくれるから。そこそこパワーのあるロッドにPEという組み合わせなら、これが余計に効果を発揮することになる。

     パワーのあるロッドにPE、それに比較的ギヤ比高めのリールという組み合わせは、ダイレクトにパワーが伝わるから、バイトがあった時にフッキングしやすくなる。反対にナイロンラインに柔らかめのグラスロッド、それにローギヤのリールの組み合わせは、フックにダイレクトにパワーが伝わりにくくフッキングしにくい。これが道理である。

     ちなみに乗りにくいもう一つの理由は、ラインスラック。これがあると当然パワーがフックポイントに伝わらずフッキングが難しい。アクションをする際にラインスラックを利用するなら、タックルバランスに、あるいはフッキング自体に工夫が必要ということになる。また、流れの早い川なんかだと着水する瞬間にすでにラインスラックが出るので、着水と同時にこれの処理が必要。

     パワーのあるロッドにPE、それに比較的ギヤ比高めのリールというダイレクトにパワーが伝わる組み合わせは乗りやすいが、反面諸刃の剣でバレやすいという特性が考えられる。そこで効力を発揮するのがショックリーダーの存在。これがその短所を補ってくれる。それから硬めのロッドの場合、それがバイトを弾くという現象がある。ショックリーダーはこれを補ってもくれる。そういう時には手っ取り早くロッドを違うものにするというのも手だけれど。

     例えば、柔らかめのグラスロッドにローギヤのリール、ラインスラックによるアクション、それが全く悪いというわけでは決してない。それにはそれなりのやりようやバランスを考えることが必要だということ。そのバランスをしてタックルバランスだと思っている。そしてそれを解決する選択肢の一つとしてショックリーダーがある。

     だから逆に言うとショックリーダーが万能ということでも決してない。それにしても、現代的なトップウォータープラッギングを考える上で、リーダーシステムは有効な手段だと言っていいと思います。

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