Tsunami Times

  • Tone

     Sonicmasterの象徴と言ってもいいキャスコンノブ、これのブラックが欠品していたので再発注。しかし、なんだか普通に追加するのも面白くないので、VolumeではなくてToneにしてみた。そんなどうでも良いことに考えを巡らせたおかげでVolumeの方を発注し忘れて相変わらずVolumeブラックは欠品中なのだけれど、Toneの方はブラック以外のミントグリーンとアイボリーも入荷。

     Toneだからって特に意味はないとはいうものの、そもそもが洒落なのでToneだって必要ではないかと突然思った次第。確か1stのSonicmasterにはこれが付いているのもあったのではないかと思う。地味ながらも久しぶりの復活劇。

     さて、只今好評ご予約受付中のNiva Rant del Plasticoの解説動画をUP。10分ほど元木が喋っているだけなので、それが退屈だと思った人は見ない方が賢明かも。お尻には先頃UPしたアクション動画もひっついているので、まだ見ていない人は一度に見れます。

     その動画で言い忘れたことをひとつ。ウェイトに関して。ペンシルベイトのNiva DPとはもちろんウェイトのセッティングが違う。そのためにリグの内側にウェイトホールを設けてある。

     この発想は、メジャーブランドなみに大量にプラスチックルアーを売ることの出来ないTsunami Luresなりの苦肉の策に端を発すると言ってもいい。同じボディで違うプラグが作れたなら、大量のロットのプレッシャーをいくらかでも軽減出来るから。つまりは、少しでも数多く売るための策でもあるわけです。

     そうまでしてプラスチックルアーが作りたいのか?と問われると、それはやはり作りたいと答える。ウッドプラグを作ることだって十分に楽しいのだけれど、プラスチックプラグだって同じくらい面白い。ただし、それにはミニマムロットの高い壁があるということ。どこにでも出せるわけではない、Tsunami Luresにしか出来ないプラスチックルアーを作りたい、その一心でそこを超えるのだ。ま、この頃は苦しいことが多くて度々くじけそうにはなるけれど。

     そんなこともあるし、このところの世の中のこともあるし、ストレスフルな環境に潤いを与えてくれるのはやはり音楽だ。ちょっと前にも書いた車中で歌える曲(昨日はジョン・レノンのJealous Guy、今日はボビー・チャールズのI Must Be In A Good Place Now、それにニール師匠のEverybody Knows This Is Nowhereだったり・・・)もいいし、このところはブラッド・メルドーなんて言いようもなく心地がいい。

     ジャズに関しては演奏出来ないし、難しいこともわからないけれど、だからって聴くことを躊躇っていた、あるいは拒否していた時代が恨めしい。もっと早くに「ただ聴けばいい」ということがわかっていれば・・・。しかし、それも人生というもの。理解出来ることが増える、それが歳を経ることの唯一のメリットかな。

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