Tsunami Times
Niva L del Plastico
Niva DPシリーズのしんがりはライブリーのLです。ペンシルベイトのNiva DPのあのラトル音、それからNiva Rant DPのチョップ音に独特の干渉音、そしてそれらに共通のフラッタリングにフラッシングがリトリーブするだけで強調されるとなると、これが「釣れる」ということは想像に難くない。そうよく釣れます。ほんとです。
リアのセッティングは2種類、ラントプロップ単体のヴァージョンとエディプロップ+ミニピックフラップのヴァージョン。
ラントプロップ・ヴァージョンはシンプルにプロップの良さを生かすべく、エディプロップの方は当然フラップとの干渉音を期待してのセッティング。ラトル音だけでもかなりノイジーなのに、それに加えて密かに評価の高いエディプロップ+ピックフラップの干渉音だからエディプロップ・ヴァージョンはこれがひどくノイジーです。
一方のラントプロップ・ヴァージョンにはテスト時、実はちょっとした驚きがあった。これだけ大きなプロップだとそれが抵抗になってライブリーとしてアクションしないことも多いのだけれど、意に反してこれがアクションとして成立したという経緯があるのです。ロール主体のアクションだからだとは思うのだけれど、それでもこれは「いける」と思ったのは無理もない。このプロップの魅力を知っている人なら鬼に金棒的発想でライブリーのお尻にこれを付けてみたいときっと思うはずだから。
Niva L DPは本日よりご予約開始!7/19(日)締め切りで下旬出荷見込みです。
Niva L del Plastico
Body Length : 110mm
Weight : 33-34g
Material :
Body – Plastic
Lip & Prop – Stainless Steel
with Rant Prop or Eddy Prop + Mini Pick Flap
Original Surface Rig
Hook : Dos Cactus #1/0
Color :
#01 Vintage Blue Head [VBH-BN]
#02 Crazy Fish Mint Green [CF-MG]
#03 Monster [MN]
#04 Robot Reflector [RB-RL]
#05 Peacock Bass [PB-BN]
#06 Blue Gill [BG]
#07 Tobacco Sunburst [TSB]
#08 Skull [SKL]
Made in China
Price : ¥ 3,300 +Tax
Delivery : 2020.7ペンシル、そしてWスウィッシャーともに好評のNiva DPシリーズのしんがりNiva L DPはリップの付いたライブリー。その扁平な形状に由来するフラッタリング&フラッシングがこのプラグを異色なものに。
リトリーブのアクションがロールに特化しているのはその特徴を生かすためで、ウォブルの得意な一般のライブリーとは性格を異にします。
さらにはスニップトーンによるキャラクタリスティックなそのノイズ、ロールによって内蔵ウェイトが左右に動くことで奏でるノック音も従来のライブリーにはなかったもの。エディ・プロップ・ヴァージョンにはプロップとフラップの金属干渉音もあり、うるさいことでは少々図抜けた存在でしょう。
加えて特筆すべきはブレーキの効いたシングルスウィッシャー的な側面。お尻下がりの姿勢から繰り出す、同じくフラッタリング&フラッシングを伴う気持ちの良いターンは癖になること請け合い。ちょこんとお辞儀させてショートジャーク、あるいはそのままダイブさせてグリグリなんていうダーター的な使い方もお勧めです。
さて、昨日は降りっぱなしの雨の隙間を縫って午後から琵琶湖へ。そこでこのNiva L DPについてもこの後に及んでというか、これからリリースだからこそのテストをいくつか。発売してもいないのに自らネタバレしてしまうようでなんですが、この際そのひとつを紹介。
上の画像のがそれです。わかりやすいようになんのカラーリングも施してはいないから、リップとボディの間にパテが埋めてあるのがお分かりいただけると思う。このプラグ、その構造上細かいウィードがここに引っ掛かりやすく、それがアクションを妨げてしまうのです。本来はこのプラグ、スラップハッピー・シリーズなんかと同様リップがあるがゆえに障害物を越えるのが非常に得意にもかかわらず、ウィードが苦手という欠点があるということ。(ちなみにスラップハッピー・シリーズはウィードが比較的得意です)
それを補うのがこのチューン。画像のはプラスチック用のパテなのだけれど埋めるものはなんでもいいと思います。これはしかし劇的に変わる。ウィードも細かいゴミもなんのその、それらが得意なプラグにさえなってしまう。琵琶湖なんかのウィードのあるフィールドでこれを使ってみたい人には必須のチューンでしょう。
昨日の琵琶湖は前回より50cmほどは増水していて、もちろんシャローには結構な濁りも。そのせいかバイトは二人して1バイトのみ。そのたったひとつのバイトは初バスもまだのカミオカの、しかももうすぐ発売のNiva L DP エディプロップヴァージョンに。一時はファイトしたものの、しかし・・・残念・・・という結果に終わる。
ちなみにNiva L DPは不思議なことに自分で操っているより他人が隣で操っている方がうるさく感じますね。やつのNiva L DP(貸し出したものですが)の方がどうもうるさい気がして、検証するために交換してもらったり。
そんな琵琶湖でしかししっかり噛みしめたのは釣りが出来る喜び。帰りに見た梅雨のわずかな晴れ間の夕焼けには、長らく会っていない旧友に不意に再開したかのような、そんな気分になりました。
20/07/10