Tsunami Times

  • Memories of Sonic Bird

    2ndでの魚

     Sonic Birdリリースの景気付けに例によって男前なマニア谷口が1stと2ndで釣る。この時期に1種類のプラグだけ持って行って2本釣るなんていうのは離れ業に近い。涙ぐましい営業努力はいつも元木以上で頭が下がるのだ。

    1stの魚

     ついでに懐かしい写真も送ってくれた。というわけでついでに俺もバモノス当時、Sonic Birdで釣ったかの60up=7.5lbの写真を探して載せてみる。もう16年も前のことなので、元木が若いということはこの際ほっておいて、どうですか?立派な魚でしょ?肝心のプラグは写ってないけど。

    60up=7.5lb、Sonic Bird プロトにて

     そして下はそのマニアたっちゃんの懐かしのSonic Birdでの50up2本。上は彼の最長タイ記録である57cm、下はユーザーズギャラリー殿堂入り50回目を50upで飾った時のものだそう。どちらもルアーは同じ1st。

    Sonic Birdで57cm 2011/4/15
    Sonic Birdで50up 2006/5/14

     歴戦の勇士的プラグの面構えも下にあるようにかなりいかつい。時が経てば人が歳取るように、プラグもこうして年輪を重ねる。素敵だ。

     当時のラッカーフィニッシュとは違い今はウレタンフィニッシュということもあるし、塗装の技術も上がっているから、こうはいかないかもしれない。ちょっとウッドプラグをかじった人なら誰もが口を揃えて言うように、ラッカーのようにクラックは発生しないかもしれないし、塗装の黄変もないかもしれない。でもやがてはそれなりに朽ちて行くのは間違いない。それはきっとこれ以上に素敵な表情を醸すはず。

     今うちのプラグを買う人には覚悟がいるのかもしれないね。ここまで育てるには時間とそれなりの労力を必要とするだろうから。そこまでやってみろってことだ。

     それはともかく、彼のような素晴らしいメモリーの演出に携わることが出来るのは、津波ルアーズにとっての喜びであり誇り。そんな素敵過ぎるメモリーに今後もかかわっていけたらと強く願う。

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