Tsunami Times

  • JamboreeとNさんの質問他

     悩ましいのは今年のジャンボリーについて。ついこの間まではイベントまでそろそろ二ヶ月を切るので公表するつもりでいたのです。ところがこのところのコロナウィルスの全国的な感染拡大にまたぞろ躊躇していると。

     開催したいのは山々ではあるものの、しかし、こればっかりは状況を見ながら判断する以外はないので、決断を少し先延ばしにさせて下さい。ちなみにいつもの会場の琵琶湖はマイアミ浜オートキャンプ場は9/20から1泊の予定でおさえています。果たして・・・。

     冒頭の画像はその琵琶湖へ先日の水曜日に赴いた時のもの。夕まずめ狙いで久しぶりにタマイ先生との釣りでしたが、見事にオデコです。しかもノーバイトの洗礼。相変わらず気難しい琵琶湖です。

     一方こちらはNiva L del Plasticoとミナミ君と小さなブラックバス。初投稿の彼がNiva L del Plasticoでの一番乗りでした。初投稿で一番はひょっとして初めてかもしれず、初×初×初とは縁起がいい。あやかるべし。

     Niva L del Plasticoは好評発売中!

     Niva DPシリーズのインスタでのフォトコンも地味ですが続いています。一向に盛り上がらないけど。このNiva L del Plasticoが最終のモデルなのであと一月もすれば締め切って賞を決めようかなと。魚はなくてもいいので、アイデアのある写真とか、イラストとか、かっこいいのとか、洒落た画像をインスタに#nivadpのタグを付けて投稿して下さい。一等賞には豪華商品。

     さて、突然ですが、兵庫県のNさんの質問です。

    「最近、子供の手もだいぶ離れてぼちぼち釣りにも行けるようになってきました。そこで質問です。

    Tsunami Luresのフック(WフックのDos CactusにトレブルフックのTres Cactus)が頑丈で一番安心して使えてとても気に入ってます。サイズはあまり気にせず1/0を選んでましたが3/4OZくらいまでのルアーであれば1のほうがエエんでしょうか?

    単に技術の問題かもしれませんが乗らないことやバラシが多くて。」
     
    とのこと。

     うちのフックはとても評判よろしいです。化学研磨な分、例えば研いでいないデフォルトのマスタッドやイーグルクローより断然刺さりもいい(チンチンに研いだそれらなら話は別)し、線材がひとまわり太いので丈夫です。

     フックの番手はルアーによります。フロントフックとリアフックの間が狭いとか、その上にカップリグなんかだと絡むことも多いので、そのあたりはよく考えた方がいい。

     ちなみにサーフェイスリグやLリグ、ツーピースリグなんかだとフック同士はそうは絡まない。ヒートンむき出しやカップリグ(うちのVivo DPやMighty Arrowzinho DPなんかがこれ)は絡み易い。それからスプリットリングを噛ませるタイプのはもっと絡み易い。ただし、これらはその分、フッキングもし易いという長所あり。

     ちなみにちなみに、スプリットリングを噛ませるタイプのリグはトーナメント志向のプラグに多い。出た魚は必ず取るってことでしょうか。その代わりにスナッグレス効果は低い。トップウォーターの釣りはキャストの目標自体が障害物周りで、それにひっかからないこのスナッグレス効果を優先した結果がWフックであり、こういうリグなのです。

     その分、トップウォーター系のフックはシャンク(フックのアイからの直線部分)を長くしてバランスをとっています。それでいくらかフッキングの効率は上がる。トーナメント系のフックと比べてみるとわかります。

     話は戻って、フック同士が絡んでも自然にほどければ問題ないけれど、支障あるようなら大き過ぎるということです。その範囲内で一番大きいフックを付けるのが基本。大きいほど魚は乗り易いので。

     ただ、#1と#1/0だとどっちも中途半端で大き過ぎたり小さ過ぎたりということも多い。そんなわけでうちには#0という#1と#1/0の間の絶妙な大きさのがあるんです。しかしこれが残念ながら欠品中。

     また、「乗らない」や「バラす」にはそのフックの他にも要因がある。多いのは竿が柔らか過ぎること。これでハイスピードでないギヤ比の低いABUにナイロンライン、あるいはダイレクトリールだったりすると鈎がなかなか刺さってくれない。フッキングしても竿やラインが吸収してしまうから。

     その場合は竿を硬めに変えるか、竿が柔らかいままならPEライン直結で試してみること。リールのギヤ比もABUのハイスピード以上に変えてみる。反対に竿が硬くて、さらにはPEライン直結だと、バイトを弾いてしまうこともある。その場合はナイロンのショックリーダーがお薦め。ちなみに中空フロッグを使うなら硬めの竿にPEが必須。リーダーはなくてもOK。

     ま、要はタックルのバランスです。それでもバラす時はバラすし、乗らない時は乗らないけど。

     ちなみに元木の場合は、スーパースワンキーにナイロンリーダーの30〜35lbを1mほど付けています。詳しくはhttp://tsunami-lures.com/tsunamitimes/リーダーシステム/ でどうぞ。

     このN君やミナミ君みたいに、最近釣りを再開したウラシマ状態の人って意外と多いはず。全くの初心者も含め、そういう人たちにはこのあたりは有益な情報かと思って少しシェアしてみました。

    「ちょっと釣りからご無沙汰している間に色んな情報が溢れていて戸惑いもありますが、あれこれ試して、失敗しての繰り返しが最近とても楽しいです。タックルのバランスという意味、よく分かります。まあこれからも自分なりに色々考えて精進いたします」とは兵庫県のN君からの返信。

     こういうノウハウは、いくらそういうことに鈍い元木だと言っても、20年も30年もかけて琵琶湖他の日本のフィールドやメキシコで経験を積んで築いてきた、元木なりのスタイルです。いくらかは参考になるかと。

     ところで、先日の琵琶湖にはTeflon Safari Hat(テフロン・サファリ・ハット)のベージュを新調。入荷していますので皆さんもどうぞ。

     ハットにキャップはこのところよく動いていて、このPlugger’s Capもパタパタと注文いただきました。キャップ自体から別注してオリジナルを作っているので少々値段は張るけれど、その分お値打ち物です。

     それからSweepy J DPピックフィンのパーツ販売はないんですか?とのご指摘をいただいて、そのページをオンラインストアに。そのついでと言っては何なのだけれど、Sweepy J DP自体のオンラインストアページも一新しました。

     このSweepy J DPはもっと評価されていいプラグだと元木は思っております。トップウォーター的にここまでやったブランドはおそらくないと思っているし。トップウォーター的にスウィムベイトを発展させて、しかもプラ化しているという意味で。カラーラインナップにも満足してます。

     そしてそして次はいよいよこれ。カバもあり。

     あ、明日はらもさんの命日か。

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