Tsunami Times

  • Fishing & Camp

    Sonic Bird 3rd

     Sonic Birdが3度目のリリースであることは元木自身意外ではあった。古くからのユーザーの間ではその存在が知れ渡っているから、決して多くはないという意味で。Sonic Bird Jのリリースは数年前にあったのだけれど。

     ちなみにそのSonic Bird JSonic Birdはやはり違う。兄弟ではあるものの性格が違っているのと一緒。それに優劣もつけがたい。それでもなお両方持っていることの意味は?って聞かれると、それはルアーと言われる類のものをいくつも所有している人には逆に問いたい。そう、意味なんてないところに意味はある。

     それにしても津波ルアーズのこういうクラシックな部分には元木自身がもっと自信を持って、もう少し主張していくべきだと思っている。Sonic Horn、Tobacco、そしてSonic Birdと続くこのTsunami Lures Classicにはそんな意味もある。

     だからこそ、古くからのトップウォータープラッガーで最近うちのルアーを愛用し始めたペケーニョ青木、それから古くからのトップウォータープラッガーのお父さんにならってうちのルアーを愛用し始めたJr.のような人たちは津波ルアーズにとって本当に嬉しい存在。

    淀川は今回も反応なし。前回には見れなかった魚は見たのだけれど

     トップウォータープラッギングというものには、魚を釣るという本来の目的の他に、実は釣れなくてもいいという本質がある。ルアーやタックルに凝ったり、そして愛でたりという行為、こんなので釣りたいという妄想がそれそのもの。それは釣るという本来の目的と密接に繋がっている。

     ここ何回か坊主続きという元木の釣行にも意味はある、ってことを肯定するにもそれは十分な理由。それって「トップウォーターの醍醐味ですね」と淀川マスター本山が津波ルアーズのインスタに書き込んだけれど、それを見て「ふむふむ、そうよね」と妙に納得したのは俺である。

     さて、Sonic Birdのご予約締め切りは今日です。ご予約はディーラーおよびオンラインストアにて。明日以降も在庫ある限りご注文お待ちしています。

    ミネルバ(テント)とタトンカ(タープ)のセット

     そして今週初めには今月のキャンプ。現地での時間を長く取りたくて、いつも一緒に行くBar Zinhoチームと相談して近場の豊能をチョイス。バスでも有名な北摂のリザーバー=一庫ダムを越えてさらに山中に入ったところにあったのは、のほほんとした雰囲気のその名も「自由の森」というキャンプ場。

    ミネルバという小川のテントがすっかりうちに馴染んでくれた気がしている今日この頃

     山中なので寒さも覚悟して石油ストーブを調達したりもしたけれど、厳寒というほどでもなく、急場凌ぎで十分に堪えられる気候でした。木々の隙間にのぞく満月が綺麗な夜は、途中の降雨を補ってあまりあるものだったし。

    テントに入る前に焚き火にあたってそのまんま寝てしまった息子

     新調したトヨトミのレインボーストーブは、その名の通りレインボーに光って、なんだかランタンがひとつ増えたようで雰囲気は悪くない。一酸化炭素中毒に恐る恐る警報機も準備してテントインしてみたものの、ご覧のようにテントは美しいオレンジに染まり、中もあったかだった。換気には十分注意が必要なことには変わりはないのだけれど。

     実は今回買ったこのレインボーストーブは第二希望で、買おうと思っていたストーブはフジカ・ハイペットというやつ。リストに上がるものの中では最もコンパクトなのに出力もあって、しかも灯油を入れたままの移動にも漏れないとあっては、いろいろと荷物がかさばって現実問題あまり嵩高いものを増やしたくないうちにはノーチョイス。

     しかしこれが買えない理由はその人気にある。メーカーに直接注文するしか正式な発注方法はなく、これの納期がなんと一年後なのだ。そんなわけで中古を探すのだけれど、3万円弱のこのストーブにプレミアがついて、今がシーズンということもあり現状のだいたいの相場は新古ならずとも6万円前後というところ。これがさすがに遠慮したということの顛末でした。

     ま、でも、結果的にレインボーストーブはよかった。フジカに次いでコンパクトだし、燃費についてはおそらくトップクラスかと思われ、なにしろその点灯した際の雰囲気がなんとも言えず綺麗だから。

    ロッジの10インチ・ダッチオーブン / 焚き火台はジーニョのスノピ / ファイヤースタンドはCAMP MANIA PRODUCTSBONFIRE COOKING STAND / 焚き火テーブルは自作(YosMiテーブルとして設計図が公開されています)

     イレクターズで購入のダッチオーブンで俺が挑んだのはローストチキン。案外楽しいのだ、これが。しかも味はBar Zinhoチームでさえ絶賛だったし。焚き火台に自作テーブルにキャンプマニアプロダクツのクッキングスタンド、そして炭の乗ったダッチオーブンのそのアウトドア然とした見てくれと、そこそこかかる時間というものが旨味を加速してはいるとはいえ、これは料理しがいがあるってもんだ。

    どうでしょう?出来具合は

     12月にもBar Zinhoチームと津波ルアーズチームはキャンプにのぞむ予定。今度はいよいよ冬キャンプとなりそう。次に挑むダッチオーブン料理はラムチョップのつもり。

     もちろんまだまだ釣りにも。こうなったら今年は淀川で終えるかな。

    意気揚々と森の小さな谷川のほとりを散歩する息子。大きくなったもんだ。
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