Tsunami Times

  • 物の怪

     Fishing Safari Vol.3に収録の旧吉の朝の空が、なにかの予兆のように綺麗だった。まるで物の怪でも出現しそうで妙な胸騒ぎさえする。ま、考えてみれば世の中は常に何か起こっているのだから、下手な占い師だってそれなりだ。しかしこの頃は、当たり前のことの方がどうやら奇跡なんだと思い知らされますよね。

     そのFishing Safari Vol.3のチャプター5=琵琶湖編をYouTubeのStay Home 企画に追加。これにて全3作の公開を完了です。

     それにしてもDVDから映像を抽出するのも実は大変だった。人の手も借りまくった。特になぜかこのチャプター5の最後のあたりは抽出出来ずに困ったのでした。最終的には出来たのだけれど、どういうわけか終わりの方で副音声が被ります。声の主は元木と、そしてブライトリバーの藤原。お聞き苦しいかもしれませんが、どうかお許しを。

     さてと、昨日、TULALAで製作中の正式な1stロッドサンプルが届く。66と70の2種。グリップ部分はFuji製なのだけれど、これをFishboneっぽくカスタムしてあって、これがなかなかの出来栄えだ。スレッドのカラーリングともあいまって、全体にうちらしいし、またさすがになんだかやっぱりTULALA的でもある。

     シリーズ名はご覧の通り「CUERVO(クエルボ)」でモデル名は「ACORDE(アコルデ)」。オガケンと話していて思い浮かんだ候補を、さらに彼と絞り込んだ。CUERVOはスペイン語のカラスを、ACORDEは同じくスペイン語の和音である。ロゴデザインはすんなりいったACORDEが俺、CUERVOは彼との合作。

     これを早速テストしてインプレッションを報告し、すぐさま2ndサンプル作りに入る予定。実釣テストはかなわないが、淀川の河川敷で明日あたりせいぜい投げ込んでみたいと思っているところ。

     今日もそのテストに行くつもりが、故あってハンコ作りに勤しんでしまった。

     上のはいつも描く鳥と魚をなんとなくTとLに見立ててみたもの。通販用の小さい荷物の小さいスペースなんかに押すにはいいかなあ。布に押すのもいい感じ。

     もうひとつはもう少し大きくて、最近通販の段ボールに押しているのと同じくらい。あれは縦長であるのに対してこれは横長。

     元来、こういうことするのが好きなので、やり始めると結構夢中になってしまう。だから、あまりやらないようにしているし、やるなら覚悟をきめないといけない。もう少しやりたかったが、このくらいで勘弁しておいてやろう。

     只今のBGMはキップ・ハンラハン。感情を抑えてどこまでもクール、そしてアーバンでアンダーグラウンド、ついでになんだか妙な翳り。彼のことを知ったのは確かここ1、2年のこと。NYの重鎮らしいのに、どうして名前さえ知らなかったのかわからないけれど、ともかく今新鮮。聴くべき音楽が多いということは嬉しいことだ。

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