Tsunami Times

  • 暮らし

     キャンプに行くと体調が妙にいい。胃の調子も悪くないし、前日までの頭痛だっておさまったり、暑さでいくら疲れようとも気分だけはいい。おそらくはストレスの具合ではないかと思う。自分自身では気づいていないものも含め、日頃はどうやらストレスが多いらしい。

     この頃はキャンプするように生活したいとまで思うようになった。夕べ息子と見た録画しておいたトトロではないけれど、お化けが出そうな古屋だって良さそうだ。小さくてもいいから。と言ってもテントよりは少し大きい目がいいかもしれないが。

     うちのテントはしかし少し大きい。OgawaのミネルバDXというこのテントは廃盤になったものを中古で手に入れた。鉄骨だけでも重いが、幕体も重く、その上嵩張る。昨今のライトなものに比べたらこれはもう時代に逆行していると言ってもいいくらい。それでもこいつはすこぶる快適である。レトロで洒落たルックス(いつもこいつの良さをどうにか写真で伝えたいと思うのだけれど、上手く撮れたためしがない)が精神衛生に寄与するということをも含めて。

     なんだか暮らしとはそういうものではないかと、このテントを張る度思う。

     さて、Slapphappy Shad Mini Jは明日の出荷です。うちにしては久しぶりにカラーによっては抽選になってしまったりして、第二第三希望のカラーになってしまったり、心苦しいですがキャンセルとなってしまったお客さんもおりました。まことに申しわけありませんでした。

     CF-MGとHPとSKLと、オンラインリミテッドのTSB-WTは少しだけ在庫があるので後ほどUPします。買いそびれた人は少々お待ちを。

     ところでうちの事務所の近所でスエヒロという男が営む庭関係の仕事が10周年を迎えるのだそうで、その記念Tシャツをデザインする仕事を請け負った。それが上の画像。Conclave Garden Worksはその屋号。考えてみれば彼との付き合いももうそのくらいになるわけで、だからこそ彼も俺に仕事をくれたのだと思う。

     もちろん象徴的に描かれたハチドリにはちゃんと意味がある。Conclave Garden Worksの仕事が生活が良くなったり、変わったりのきっかけになればいいなという思い、それを種やら花の花粉やらを運ぶ鳥にみたてたのだそうだ。それに小さな会社なので小さなハチドリ。

     メキシコでハチドリを初めて見た時はちょっとした感動だったなあ、そう言えば。

     実は俺もこれが気に入って最近はよく着ています。近々うちのオンラインストアでも販売しようと思うので、気になる人はぜひどうぞ。

     バックには今ビル・エヴァンズが流れる。気持ちの良いピアノだなあと思うと、7割型この人なんですよね。ブラッド・メルドーやロバート・グラスパーも最近その位置に限りなく肉薄してはいるのだけれど、それでも彼を超える人は今までもこれからもいないと思う。

一覧へ戻る